NOTE:ひとひらの葉っぱから
ちょっとずつ、フランスの旅の荷ほどきをはじめています。
旅立つときはひょいと片手でもてるほどだったスーツケースも、帰りにはずっしりと重く、思わず空港から宅配便してしまったほど。旅の間は毎日がめくるめいていて記憶が上書きされっぱなしなので、荷ほどきしていると「そういえばこんなのあったっけ?」と自分でも忘れかけていたものがでてきます。それがまたおもしろいです。
今日の「そういえばこんなのあったっけ?」は、真っ赤な蔦の葉っぱ。ファイルに挟んであったのが、ひらり。パリのジョルジュ・ブラッサンス公園を訪れたときに、拾ったのでした。レンガの壁を這う蔦が燃えるように色づき、秋風に揺れ、ハラハラと散りはじめていました。ひとひらの葉っぱから、そのときの光景がふわりとよみがえってきます。
いまごろ、あの壁は蔦の覆いをすっかり脱いで、寒々とした初冬の空気にさらされているのでしょうか。ここでもあそこでも、同時に時間が流れているのが摩訶不思議なことに思えます。

AYA NAGAOKA
旅立つときはひょいと片手でもてるほどだったスーツケースも、帰りにはずっしりと重く、思わず空港から宅配便してしまったほど。旅の間は毎日がめくるめいていて記憶が上書きされっぱなしなので、荷ほどきしていると「そういえばこんなのあったっけ?」と自分でも忘れかけていたものがでてきます。それがまたおもしろいです。
今日の「そういえばこんなのあったっけ?」は、真っ赤な蔦の葉っぱ。ファイルに挟んであったのが、ひらり。パリのジョルジュ・ブラッサンス公園を訪れたときに、拾ったのでした。レンガの壁を這う蔦が燃えるように色づき、秋風に揺れ、ハラハラと散りはじめていました。ひとひらの葉っぱから、そのときの光景がふわりとよみがえってきます。
いまごろ、あの壁は蔦の覆いをすっかり脱いで、寒々とした初冬の空気にさらされているのでしょうか。ここでもあそこでも、同時に時間が流れているのが摩訶不思議なことに思えます。

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