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EDITORIAL:『季刊サルビア Vol.40』

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3月1日発売の『季刊サルビア』。ものづくりの楽しさとその背景にある物語を伝える季刊誌にて、編集をお手伝いさせていただきました。年4回の刊行でVol. 40ということは……10周年! というわけで、今回はちょっととくべつ。サルビアのコンセプトである「古きよきをあたらしく」をテーマに、10年の歩みを振り返りました。

10年前、なにをしていたかすぐに思い出せますか? わたしは、二度目の転職で文房具メーカーに入社し、SPツールや読みもの手帳などの編集業務の傍ら、慣れない商品企画の仕事に四苦八苦していました。そのころ、ずっと憧れていたセキユリヲさんに「コラボレーションしませんか?」と勇気を振りしぼってアタックし、一緒に文房具づくりをする機会にめぐまれました。

この『季刊サルビア』を立ち上げたのは、セキユリヲさん。そう、ちょうど10年前の出会いがいまにつながり、こうして編集に携わらせていただくようになったのです。この世界には、目には見えない縁の糸が張りめぐらされているのでしょうか。気づいたらこうなっていた、という幸運に、ただただ感謝するしかありません。

さて、サルビアが目指す「古きよきをあたらしく」は、むずかしいことではありません。 職人さんの技術を生かし、いまの暮らしに寄り添うものをつくる。そんなシンプルなことを、ひたむきにつづけています。つづけることこそが、ひとのこころに響く価値であり、希望なのだと思います。

Title: salvia Vol.40
Publisher: salvia
Pub Date: Mar. 2016

▼ salviaさんはこちら
http://www.salvia.jp

AYA NAGAOKA
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